薬取り(読み)クスリトリ

デジタル大辞泉 「薬取り」の意味・読み・例文・類語

くすり‐とり【薬取り】

薬草などの薬の材料を採取すること。また、その人。
医者へ薬を取りに行くこと。また、その人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薬取り」の意味・読み・例文・類語

くすり‐とり【薬採・薬取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 薬物・薬草を採集すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「医(くすし)の博士奈率王有陀、採薬師(クスリトリ)施徳潘量豊、固徳丁有陀」(出典日本書紀(720)欽明一五年二月(北野本南北朝期訓))
  3. 医師のところへ薬をもらいに行くこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「三郎右衛門尉むすめ猶薬取に来了」(出典:言経卿記‐天正一九年(1591)五月八日)
    2. 「寝て居るは第一番の薬取」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

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