薬器(読み)やっき

精選版 日本国語大辞典 「薬器」の意味・読み・例文・類語

やっ‐きヤク‥【薬器】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 薬を入れるうつわ。壺に似て蓋(ふた)のあるもの。〔明応本節用集(1496)〕
  3. 茶入一種。扁平で下部少し狭まり、蓋は一文字か盛り上がった形になっている。もと薬品の容器を見立てたもの。
    1. [初出の実例]「薬器蓋上之書付之被仰出也」(出典蔭凉軒日録‐長祿二年(1458)六月二八日)

や‐き【薬器】

  1. 〘 名詞 〙 挽茶(ひきちゃ)を入れる容器。〔塵芥(1510‐50頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android