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一文字 いちもんじ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一文字
いちもんじ

大道具用語。舞台上部に一文字を引いたように吊られている細長い黒布。舞台上部の諸機構を観客の目から隠すために使用される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

いち‐もんじ【一文字】

一つの文字。一字。
「一」の字のように横にまっすぐなこと。真一文字。「口を一文字に結ぶ」
わき目もふらずに物事をすること。
「朋子は泥濘(ぬかるみ)の道を―に歩いて行く」〈森田草平煤煙
鎧(よろい)の背の押付(おしつけ)の板化粧の板の高さを平均させるために入れる薄い板。
掛け軸で、書画の上下につける綾・錦などの細長い布。
演劇で、舞台上部につるす横長の木綿の黒布。上部の舞台装置の目障りになる部分を観客の目から隠すとともに、舞台面に締まりをつける。
一文字笠」の略。
錦絵などの拭暈(ふきぼかし)の一。細く一の字形に空色、朝日などのぼかしを出す。

いちもんじ【一文字】[刀工]

刀工の一派。また、その作品の称。中子(なかご)に「一」の銘がある。一文字派

ひと‐もじ【一文字】

一つの文字。一字。
《もと女房詞で「ねぎ」を「き」と1音でいったところから》葱(ねぎ)の別名。 冬》「―の北へ枯れ臥す古葉哉/蕪村

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百科事典マイペディアの解説

一文字【いちもんじ】

舞台上部に横につった細長い黒布。天井裏や照明器具,上部につった大道具などを,観客の目につかないようにさえぎる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

いちもんじ【一文字】

一つの文字。
「一」という文字。 「丸に-の家紋」
「一」という字のようにまっすぐなこと。 「口をきりりと-に結ぶ」 「真-」
わき目をふらずに物事をすること。 「 -にかけ出づる/浄瑠璃・鑓の権三
劇場の舞台正面の上方に垂れた横に長い幕。舞台装置の上端から見える舞台背後を観客の目から隠すためのもの。
書画の表装で、書画の紙の上下に、横に張る細長い綾・錦などの布。
「一文字笠」の略。
浮世絵版画の暈ぼかしの技法の一種。

いちもんじ【一文字】

〔「一」と銘したところから〕
備前国に住した刀工の一派。また、その作刀の総称。鎌倉時代を中心に栄え、同国の福岡・吉岡・岩戸(正中)、また備中国へ移住した片山などの系統に分かれる。則宗・助則・助宗らが有名。 → 則宗

ひともじ【一文字】

一つの文字。
〔女房詞「葱ねぎ」のことを「き」と一音で言ったことから〕 ネギ。 [季] 冬。

出典|三省堂
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食器・調理器具がわかる辞典の解説

いちもんじ【一文字】

起こし金。⇒起こし金

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

一文字
いちもんじ

刀剣用語。備前(びぜん)国(岡山県)一文字派の刀工および作刀の総称。作刀の茎(なかご)に「一」と銘があるのでこの呼称がある。同国福岡(瀬戸内市長船(おさふね)町)の地に在住したものを福岡一文字、吉岡(岡山市東区)のものを吉岡一文字、さらに岩戸庄(しょう)(和気郡和気町)のものを岩戸一文字、備中(びっちゅう)国(岡山県)片山(総社市)の地のものを片山一文字などという。これらの一文字のうち福岡一文字派がもっとも古く、『古今銘尽』などの文献によれば始祖は仁安(にんあん)(1166~69)のころの定則(さだのり)とあるが、実物のうえからはその子則宗(のりむね)を祖とみるべきである。この派は鎌倉時代全般を通じて栄えた。[小笠原信夫]

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