薬嚢(読み)ヤクノウ

デジタル大辞泉 「薬嚢」の意味・読み・例文・類語

やく‐のう〔‐ナウ〕【薬×嚢】

薬袋やくたい」に同じ。
大砲1発分の火薬を入れる袋。

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精選版 日本国語大辞典 「薬嚢」の意味・読み・例文・類語

やく‐のう‥ナウ【薬嚢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 薬を入れる袋。薬袋(やくたい)。〔塵芥(1510‐50頃)〕
    1. [初出の実例]「使用後は薬嚢(ヤクノウ)を再び井戸の中へ投ずるのが本当で有る」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉一月暦)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐燕策・下〕
  3. 火砲の一発分の発射薬装薬)を入れる絹布製の袋。大口径砲に適する。

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