薬物受容体(読み)やくぶつじゅようたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「薬物受容体」の意味・わかりやすい解説

薬物受容体
やくぶつじゅようたい

薬物をカギとすれば,薬物受容体はカギ穴に相当する。これは細胞の表面に存在する特定な部位 (蛋白) で,特異的な構造部分を持ち,対応する構造を持つ特異的な薬物と結合,細胞内の薬理反応や生体反応を引き起こす。古典的なアセチルコリン受容体,アドレナリン受容体,ヒスタミン受容体などに加え,内因性オピオイドペプチドと結合する受容体,脳内の神経伝達物質として注目されているγアミノ酪酸 (GABA) の受容体などがある。最近,これら薬物受容体の研究が進展し,薬物の作用機序や生体内情報伝達機能の解明,受容体異常による疾患の発見などに力がそそがれている。

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