藤ノ木(読み)ふじのき

日本歴史地名大系 「藤ノ木」の解説

藤ノ木
ふじのき

[現在地名]加賀市大聖寺藤だいしようじふじ木町きまち

敷地しきじ町の西、中・上級武士の居住区である耳聞山みみきやまに入る要地で、番所と馬留が設けられていた。古くはおか村に属したと考えられる。正徳二年(一七一二)の大聖寺藩領一揆には、城下への一揆勢乱入を防ぐため当地でも藩士らが警戒にあたった(大聖寺藩史)。天明六年(一七八六)の大聖寺絵図によると愛宕社を挟んで東と西に人家が分れ、東に番所と足軽屋敷がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android