藤ヶ谷新田(読み)ふじがやしんでん

日本歴史地名大系 「藤ヶ谷新田」の解説

藤ヶ谷新田
ふじがやしんでん

[現在地名]沼南町藤ヶ谷新田

藤ヶ谷村北方の台地上に位置する。藤ヶ谷村が開いた畑新田で、一帯は西方塚崎つかさき村神明社の後ろにあたったため、宮後原みやうしろはらともいった。北東部で金山かなやま村に続いているほかは周囲は山林である。嘉永三年(一八五〇)親村藤ヶ谷村との地境争論が起こったが、この時の訴状(後藤家文書)によると延宝年中(一六七三―八一)に分村した新田で、藤ヶ谷村との地境には「うしごろしと唱候木を植」おいたと記されている。元禄四年(一六九一)の新田分の年貢割付状(同文書)には「畑反別四町歩、見取永八〇〇文」とあるが無民家で、また元禄郷帳には新田名がみえるが無高とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む