デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤井介石」の解説 藤井介石 ふじい-かいせき 1833-1896 幕末-明治時代の武士,儒者。天保(てんぽう)4年生まれ。幕臣藤井氏の養子となり撒兵(さっぺい)隊にはいる。戊辰(ぼしん)戦争で敗れ,榎本武揚(えのもと-たけあき)にしたがって箱館(はこだて)へむかう途中,銚子沖で難破して捕らえられた。出雲(いずも)母里(もり)藩につかえたのち,郷里の新潟にかえり子弟におしえた。明治29年4月2日死去。64歳。本姓は古川。名は保則。通称は久三。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例