藤井小三郎(読み)ふじい こさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤井小三郎」の解説

藤井小三郎(2代) ふじい-こさぶろう

?-? 江戸時代中期の人形浄瑠璃(じょうるり)の人形遣い
初代につづき寛保-宝暦(1741-64)のころ大坂豊竹(とよたけ)座の女方人形遣いの名手として藤井小八郎とともに活躍した。明和2年以後の活動は不明。

藤井小三郎(初代) ふじい-こさぶろう

?-? 江戸時代中期の人形浄瑠璃(じょうるり)の人形遣い。
大坂の豊竹(とよたけ)座の女方人形遣いの大立者として,享保(きょうほう)(1716-36)のころを全盛として活躍した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤井小三郎の言及

【人形浄瑠璃】より

…34年人形に三人遣いが考案され,人形浄瑠璃の写実的傾向はいっそう強まり,特に竹本座の人形遣い吉田文三郎は人形が〈生きて働く〉と絶賛され,彼の考案した演出,衣装などは,現在まで文楽,歌舞伎の舞台に生き続けている。文三郎が立役(男性)を得意としたのに対し,豊竹座の藤井小三郎,小八郎は名女形遣いと謳われた。この人形の芸風の違いは,太夫の曲風とも関係する。…

※「藤井小三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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