藤原斉信(読み)ふじわらのただのぶ

改訂新版 世界大百科事典 「藤原斉信」の意味・わかりやすい解説

藤原斉信 (ふじわらのただのぶ)
生没年:967-1035(康保4-長元8)

平安中期の廷臣。太政大臣為光の次男。981年(天元4)叙爵,994年(正暦5)従四位上左近衛中将で蔵人頭となる。996年(長徳2)参議,のち正二位大納言に至った。朝儀に明るく,道長時代の名臣四納言の一人。道長の信任厚く,道長の女彰子,威子の中宮大夫,外孫敦成親王(後一条)の東宮大夫を兼ねた。1001年(長保3)同母兄誠信を越えて権中納言となり,誠信を憤死させた話は有名
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原斉信」の解説

藤原斉信 ふじわらの-ただのぶ

967-1035 平安時代中期の公卿(くぎょう),漢詩人。
康保(こうほう)4年生まれ。藤原為光の次男。母は藤原敦敏の娘。長徳2年(996)参議。のち正二位にすすみ,大納言となる。朝儀にあかるく,一条朝の四納言にかぞえられた。詩は「本朝麗藻」などにはいっている。長元8年3月23日死去。69歳。名は「なりのぶ」ともよむ。

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