長徳(読み)チョウトク

関連語 ソチ ごん みち

精選版 日本国語大辞典 「長徳」の意味・読み・例文・類語

ちょうとくチャウトク【長徳】

  1. 平安時代、一条天皇の代の年号。正暦六年(九九五)二月二二日に疾疫天変により改元、長徳五年(九九九)一月一三日に長保元年となる。関白藤原道隆、道兼。出典揚雄の「城門校尉箴」の「唐虞長徳、而四海永懐」。

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日本の元号がわかる事典 「長徳」の解説

ちょうとく【長徳】

日本の元号(年号)。平安時代の995年から999年まで、一条(いちじょう)天皇の代の元号。前元号は正暦(しょうりゃく)。次元号は長保(ちょうほう)。995年(正暦6)2月22日改元。前年から広まり始めた疾疫(天然痘(てんねんとう))などの凶事を振り払うために行われた(災異改元)。『揚雄(ようゆう)文』『城門校尉箴(じょうもんこういしん)』を出典とする命名。疫病の流行が続く中、995年(長徳1)に関白の藤原道隆(みちたか)が死去し、その後継をめぐって朝廷と藤原氏内部で政争が起こった。996年(長徳2)には、叔父の藤原道長(みちなが)と関白の座を争った藤原伊周(これちか)(道隆三男)が、花山(かざん)法皇に矢を射かける事件を起こし、大宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷されている(長徳の変)。

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