藤原為光(読み)ふじわらの ためみつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原為光」の解説

藤原為光 ふじわらの-ためみつ

942-992 平安時代中期の公卿(くぎょう)。
天慶(てんぎょう)5年生まれ。藤原師輔(もろすけ)の9男。母は雅子内親王天禄(てんろく)元年(970)参議右大臣,従一位にすすみ,正暦(しょうりゃく)2年太政大臣。娘忯子(しし)の死をいたんで法住寺を建立。後一条太政大臣,法住寺太政大臣とよばれる。正暦3年6月16日死去。51歳。贈正一位。諡(おくりな)は恒徳公。日記に「法住寺相国記」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤原為光の言及

【法住寺】より

…寺址は京都市東山区の三十三間堂の付近と推定される。太政大臣藤原為光が娘忯子(花山天皇女御)の菩提を弔うため建立した。落慶は988年(永延2)。…

※「藤原為光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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