日本歴史地名大系 「藤原新村」の解説 藤原新村ふじはらしんむら 富山県:下新川郡入善町藤原新村[現在地名]入善町藤原黒部川扇状地の東端近くに位置し、東は古黒部(ふるくろべ)村、北は春日(かすが)村、西は田(た)ノ又(また)村、南は荒又(あらまた)村。黒部四十八ヵ瀬のうちの主流部の一流が近くを流れていた。その流れが締切られ、寛永一二年(一六三五)神子沢(みこのさわ)村与六郎・横山(よこやま)村藤右衛門に対し、藤原の新開が許され、用水は河岸段丘下の下山(にざやま)村の湧水を受けることになった(「新開許可状」藤原地区所蔵文書)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一一四石、免三ツ二歩(三箇国高物成帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by