藤原行光(読み)ふじわらのゆきみつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「藤原行光」の意味・わかりやすい解説

藤原行光
ふじわらのゆきみつ

生没年未詳。南北朝時代の画家文和(ぶんな)年間(1352~56)から1371年(建徳2・応安4)ごろまで絵所預(えどころあずかり)を勤め、越前守(えちぜんのかみ)、刑部少輔(ぎょうぶのしょうゆう)、従(じゅ)四位上に任じられている。1389年(元中6・康応1)までに出家し、閑楽と号す。土佐光信(みつのぶ)は行光を土佐派の祖としており、画系的なつながりが推定される。遺品はないが、記録によれば『地蔵絵』などの絵巻類、曼荼羅(まんだら)、絵図などを制作しており、公家(くげ)のみならず、武家寺社の注文も受けて幅広く活躍していたと考えられる。

[加藤悦子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 土佐行光

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む