藤原親子(読み)ふじわらの しんし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原親子」の解説

藤原親子(1) ふじわらの-しんし

1021-1093 平安時代中期-後期女官
治安(じあん)元年生まれ。大和守藤原親国の娘。東宮大進藤原隆経の妻となり,顕季(あきすえ)を生む。白河天皇のただひとりの乳母としておもんじられた。従二位。寛治(かんじ)7年10月21日死去。73歳。名は「ちかこ」ともよむ。

藤原親子(2) ふじわらの-しんし

?-? 鎌倉時代の女官。
藤原宗親の娘。後醍醐(ごだいご)天皇後宮につかえ,典侍となった。元亨(げんこう)3年(1323)ごろ満良(みつよし)親王を生む。中納言典侍とよばれた。

藤原親子 ふじわらの-ちかこ

ふじわらの-しんし(1)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「藤原親子」の解説

藤原親子

没年:寛治7.10.21(1093.11.12)
生年:治安1(1021)
平安中期,白河天皇の乳母。藤原親国と藤原輔親の娘の子。夫は藤原隆経。「太上(白河)天皇唯一之御乳母」(『中右記』)として権勢を振るい,従二位となる。子顕季は乳母子として母の影響下に政界進出。歌人伊勢大輔は伯母

(楢原潤子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android