藤塚新田(読み)ふじづかしんでん

日本歴史地名大系 「藤塚新田」の解説

藤塚新田
ふじづかしんでん

[現在地名]新井市藤塚新田

籠町南葉かごまちなんば山の東山麓、矢代やしろ川左岸に位置し、南は小丸山こまるやま新田村北東五日市いつかいち村と接する。天和三年郷帳に高一〇八石五斗余、うち漆高二升五合とある。元禄郷帳は同高を記し、長森ながもり村枝郷と注記する。寛政八年(一七九六)の夏は日照りが続き、用水の水が不足した。矢代川九番堰は藤塚新田と小丸山新田村の二ヵ村立会堰であったが、実際にはその水下の五日市十日市とおかいち乙吉おとよし谷内林やちばやし新田の各村を加え六ヵ村組合堰となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android