20世紀日本人名事典 「藤岡淳吉」の解説 藤岡 淳吉フジオカ ジュンキチ 昭和期の社会運動家,出版人 生年明治35(1902)年6月28日 没年昭和50(1975)年5月7日 出生地高知県安芸郡安田村(現・安田町) 学歴〔年〕安田村高小卒 経歴大正6年神戸の鈴木商店に入社、翌年の米騒動で鈴木商店が焼き討ちされた事件が社会問題に関心を抱くきっかけになった。10年堺利彦の書生となる。12年共産党に入党し、翌12年第1次共産党事件で中国の長春で逮捕され、13年出獄。上京して15年出版社共生閣を設立し、レーニン「国家と革命」をかわきりに、昭和15年までマルクス、エンゲルスらの文献を約500点も刊行した。戦後は彰考書院を設立し、堺・幸徳秋水訳「共産党宣言」などを刊行。27年まで経営にあたった。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by