藤田秋治(読み)フジタ アキジ

20世紀日本人名事典 「藤田秋治」の解説

藤田 秋治
フジタ アキジ

昭和期の生化学者 京都府立医科大学名誉教授。



生年
明治28(1895)年3月3日

没年
昭和60(1985)年9月20日

出生地
大分県

学歴〔年〕
東京帝国大学医学部〔大正10年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和2年〕

主な受賞名〔年〕
山谷賞〔昭和18年〕,日本ビタミン学会賞(武田賞)〔昭和32年〕,日本学士院賞〔昭和34年〕

経歴
大正15年ドイツのカイザー・ウィルヘルム研究所に留学、昭和3年オーストリアのグラーツ大で医化学を学ぶ。帰国後、北里研究所に入り、12年同研究所生化学部長となり、のち名誉部長。21年京都府立医大教授、33年名誉教授。ビタミンB1の研究で34年に日本学士院賞受賞。著書に「微生物とビタミン」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤田秋治」の解説

藤田秋治 ふじた-あきじ

1895-1985 昭和時代の生化学者。
明治28年3月3日生まれ。理化学研究所研究員をへて,昭和11年北里研究所生化学部長。21年京都府立医大教授。ビタミンB1の研究で,34年学士院賞(共同研究)。昭和60年9月20日死去。90歳。大分県出身。東京帝大卒。著作に「微生物とビタミン」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android