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医化学 イカガク

4件 の用語解説(医化学の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

い‐かがく〔‐クワガク〕【医化学】

医学上の問題を取り扱う生化学。人体の生理の化学的な面を研究する学問。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

いかがく【医化学 medical chemistry】

基礎医学の一部門として,生体とその生活現象主として化学的な面で取り扱う生理学。広義の生化学の一部とも考えられるが,あくまで医学として,診断,治療,衛生と密接なつながりがあり,それらに役だてる目的をもつ。人間も単細胞生物も,その構成物質の性状については本質的に大差のない面が多く,また化学の技術上の制約から,人間を直接対象にできない場合も多いので,医化学においても簡単な生物についての研究が重要な意味をもっている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

いかがく【医化学】

基礎医学の一分野で、人体の生理現象を化学的に研究し、それを医療に役立てようとする学問。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

医化学
いかがく
medical chemistry

ヒトを対象とした生物化学生化学)で、医歯学の基礎、あるいは医歯学的応用を目的とした分野である。生物化学は化学的手段によって生命現象を解明する学問、いいかえれば生物体がどんな物質から成り立っているか、それらの物質がどのようにして合成され、分解されるか、これらの化学物質が生体システムのなかでどんな機能を営んでいるかを明らかにする科学の一分野である。生物化学が一つの学問分野として一般に認識され始めたのは1920年以降といわれるが、それ以前から医学、農学、生物学、化学などそれぞれの分野での生物化学的知識が断片的に蓄積され、しだいに今日の生物化学が形成された。生物化学によって、生命をもつものは微生物でも植物でも動物でも、その構成成分や代謝様式に共通したものがあることが明らかにされつつある。
 一方、このような生命現象の共通性の解明と同時に、各種の生物あるいはそれぞれの組織、臓器の生物化学的特異性も明らかにされる必要があり、医学的応用を目的とし、ヒトにおける特異性および異常な代謝経路、とくに遺伝的代謝異常もその対象としているのが医化学である。病気の診断、検査に対象が絞られた場合は臨床(生)化学clinical(bio)chemistryとよばれることが多い。しかし、1970年代からは、日本の多くの医歯科大学で医化学という名称は用いられなくなり、これを生物化学の一分野とする傾向がみられる。
 さらに、21世紀に入って、応用生物化学は広くライフサイエンス(生命科学)として、ゲノム時代からポストゲノム時代へ向かいつつある。[有馬暉勝・有馬太郎・竹内多美代]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の医化学の言及

【錬金術】より

…なかでも〈精〉,つまりすべてをつらぬき不完全なものを完全化する霊妙な物質の探究は,〈エリクシルelixir(錬金薬)〉(アラビア語al‐iksīrに由来し,英語読みではエリキサー)作り,すなわち金属の粗悪さを治すとともに,人間の病気をも治す特異な薬剤の探究に向かった。 さらに10~13世紀にかけて,イブン・シーナー(ラテン名アビセンナ),イラーキーal‐‘Irāqīなど,医化学に興味をもつすぐれた哲学者たちがたくさん輩出した。〈精〉について記述した《エメラルド碑板》という作者不明の短い文書も見逃すわけにはいかない。…

※「医化学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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