藤社神社(読み)ふじこそじんじや

日本歴史地名大系 「藤社神社」の解説

藤社神社
ふじこそじんじや

[現在地名]峰山町字鱒留

磯砂いさなご山麓の小字大光田おこうだ(御供田とも記す。またこの地を通称真奈井ともいう)に鎮座する。祭神保食之神。旧村社。「延喜式」神名帳の丹波郡「比沼麻奈為ヒチ(ヌ)マナイノ神社」に比定する説があるが判然しない。

当社は「丹哥府志」に「祭九月廿八日 藤社大明神は蚕の神なりとて凡村々蚕を養ふものみな此神を祭らざるはなし」と記されるように、養蚕の神として信仰を集める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android