藪田神社(読み)やぶたじんじや

日本歴史地名大系 「藪田神社」の解説

藪田神社
やぶたじんじや

[現在地名]園部町南大谷

南大谷みなみおおたにの北東部、集落の東に鎮座する。祭神猿田彦命。旧村社。「延喜式」神名帳に載せる船井郡志多非シタヒ神社」に比定する説(式内神社考証)がある。社伝によると、かつて鎮座地を志多樋したひとよび、志多樋神社と称していたという。南桑田郡(現亀岡市)北桑田郡・船井郡の三郡にまたがり三九ヵ村の総氏神で、氏子一千七二〇余戸だったともいう。また寛治六年(一〇九二)全焼したが、嘉保二年(一〇九五)には再建されたとも伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android