藪雨(読み)ヤブサメ

デジタル大辞泉 「藪雨」の意味・読み・例文・類語

やぶ‐さめ【×藪雨】

ウグイス科ヤブサメ属の鳥。全長11センチくらい。尾が短く、上面暗褐色下面淡色で、眉斑も淡色。藪にすみ、シシシと小声で鳴く。日本では夏鳥で、冬に東南アジアへ渡る。しおさざい。かわりうぐいす。 夏》「―や山路なほ咲くすひかづら/秋桜子

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精選版 日本国語大辞典 「藪雨」の意味・読み・例文・類語

やぶ‐さめ【藪雨】

  1. 〘 名詞 〙 ウグイス科の小鳥。全長約一〇センチメートル。小形で尾が短く、一見ミソサザイに似ている。背面は暗褐色、腹面は黄白色を帯び、顔にある淡色の眉斑が目立つ。渓流付近の藪や林にすみ、五、六月頃地上や樹の根もとなどに営巣。シシシシシと虫のような声で鳴き、藪に小雨が降るようだというところからこの名がある。日本では屋久島以北で繁殖し、冬は東南アジアへ渡る。しおさざい。かわりうぐいす。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「藪雨」の解説

藪雨 (ヤブサメ)

学名Cettia squameiceps
動物。ヒタキ科の渡り鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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