藺田町(読み)いいだまち

日本歴史地名大系 「藺田町」の解説

藺田町
いいだまち

[現在地名]金沢市長土塀ながどへ二―三丁目・元菊町もとぎくちよう

南は高儀こうぎ町・大豆田まめだ町から続き、北西へ延びてつた町の西に接して石川郡南広岡みなみひろおか村に至る。縦横数条の通りからなり、東は三社徳寺前さんじやみんとくじまえへも続く両側町。「飯田町」と記す例がある(享保一九年武士町細見図)町名は当地でもと藺草を作っていたことにちなむとされる。すでに慶長期(一五九六―一六一五)以前に畳表用の藺草は小松で作られるようになり、城下の当地での作付は廃止されたといわれる(金沢市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android