精選版 日本国語大辞典 「藺草科」の意味・読み・例文・類語 いぐさ‐かゐぐさクヮ【藺草科】 〘 名詞 〙 単子葉植物の科名。世界に八属三百余種あり、広く分布する。一般に温帯および寒帯の湿った山岳地帯に多くの種が生育する。一年草または多年草で、まれに低木。葉は主に根生し、扁平、剣状、円筒状、または鱗片(りんぺん)状。通常、匍伏(ほふく)状に二叉分枝する根茎があり、茎は地上部にのびない。花は集散花序をなし、両性。三数性。花被と雄ずいは同数で六。子房上位。一室かまたは三室に分かれる。多数の卵子があるか、または三個。コヒゲは普通イグサとよばれ水田に栽培し、畳表に用いる。イ科。トウシンソウ科。〔生物学語彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例