精選版 日本国語大辞典 「蘆名」の意味・読み・例文・類語 あしな【蘆名】 姓氏の一つ。中世会津地方に勢力をもった領主。鎌倉時代、三浦義明の子佐原十郎左衛門尉義連の系譜を継ぐといわれ、蘆名の称は、出身地の相模国蘆名によるものとされる。鎌倉後期から南北朝期にかけて、黒川(会津若松)を根拠に勢力を伸ばし、応永期にでた満政は、上杉禅秀の乱では鎌倉公方足利持氏と敵対するなどの動きをみせる。一六世紀半ばの盛氏の代を頂点として徐々に衰退し、天正一七年(一五八九)に伊達氏に敗北し滅んだ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例