蘆敷村(読み)あじきむら

日本歴史地名大系 「蘆敷村」の解説

蘆敷村
あじきむら

[現在地名]岐阜市安食あじき

村山むらやま村の北に位置し、集落は山を背にして東は伊自良いじら川に沿う。蘆鋪とも記す。中世には一帯葦敷あじき郷が成立していた。慶長郷帳および元和二年(一六一六)の村高領知改帳に村名がみえ、高七五五石余で奥平忠隆(加納藩)領。正保郷帳では田六三七石余・畑九七石余・紙桑木高一三石余・山年貢七石で幕府領。享保五年(一七二〇)高二五八石余が旗本戸田(彦坂)領となり、残りの幕府領四九七石余は宝暦九年(一七五九)大垣藩預所となり、ともに幕末に及んだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android