蘇息(読み)そそく

精選版 日本国語大辞典 「蘇息」の意味・読み・例文・類語

そ‐そく【蘇息】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いこい休むこと。また、休息させること。安息
    1. [初出の実例]「苟非大聖之至仁者、難黎民之蘇息」(出典醍醐寺文書‐延元三年(1338)五月一五日・北畠顕家奏状)
    2. 「武備を厳にし内政を整へ生民を蘇息(ソソク)致し」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四)
    3. [その他の文献]〔書経伝‐仲虺之誥〕
  3. 生気がよみがえること。息をふきかえすこと。蘇生
    1. [初出の実例]「則採瓶呪水、普灑面上、食頃、蘇息似酲不言」(出典:三教指帰(797頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android