虚薄(読み)きょはく

精選版 日本国語大辞典 「虚薄」の意味・読み・例文・類語

きょ‐はく【虚薄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 品格才能に乏しく、浅薄であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「朕以虚薄。謬景運。慚無石之才。徒奉鏡之任。日飡」(出典:続日本紀‐慶雲三年(706)一一月癸卯)
    2. [その他の文献]〔潘岳‐在懐県作詩其一〕
  3. 密度が薄いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「大気も亦虚薄にして抵抗力少し」(出典:窮理通(1836)八)
  4. 体が弱いこと。虚弱。
    1. [初出の実例]「イカニモ ビヂャク qiofacu(キョハク) naru(ナル) ヲンナ ワランベ ノ ミトシテ」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「虚薄」の読み・字形・画数・意味

【虚薄】きよはく

才乏し。

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