虫が入る(読み)むしがいる

精選版 日本国語大辞典 「虫が入る」の意味・読み・例文・類語

むし【虫】 が 入(い)

  1. 地虫地中にはいり込む。晩秋ころ、虫が冬眠のために地中にもぐり込む。
    1. [初出の実例]「雨さへすさましきに虫入(ムシイル)ころの鳴神いなひかりの移ひ」(出典浮世草子・新可笑記(1688)一)
  2. むし(虫)が付く
    1. [初出の実例]「年たけたる娘むし入らぬ内と、親の案しに事かわり」(出典:浮世草子・世間化物気質(1770)四)
  3. 商品が疵物になる。
    1. [初出の実例]「代物(しろもの)に虫が入り、持になってはけぬ故」(出典:浄瑠璃・三荘太夫五人嬢(1727)粟の段夢物狂)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android