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虫塚 むしづか

世界大百科事典 第2版の解説

むしづか【虫塚】

の建立(こんりゆう)には次のようないろいろの動機がある。(1)害虫多発の際の供養のため,(2)虫送りの祈禱所を示すもの,(3)趣味や職業上,研究上などで多量に殺虫をした虫の供養,(4)特殊昆虫やその発生地を記念するもの,(5)このほか昆虫に関する歌碑や句碑を虫塚と呼ぶこともある。(1)は佐賀市嘉瀬町にある貞享2年(1685)の虫供養塔や,福井県小浜市にある明和9年(1772)の漸得塚(善徳とも書きクロカメムシの方言),石川県小松市の2基ある天保10年(1839)の虫塚などが有名である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の虫塚の言及

【塚】より

…境は単に範域を区分するという意味にとどまらず,この世(現実界)とあの世(冥界・他界)とを分ける場所でもある。そうした境が祭場とされる場合が多く,虫送りの行事で悪神を送り出す場所が虫塚,虫追い塚と称されるのもその一例である。このほか弥勒下生信仰,末法思想を背景として,法華経を書写し土中に埋めた経塚はよく知られている。…

※「虫塚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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