精選版 日本国語大辞典 「虫押」の意味・読み・例文・類語
むし‐おさえ ‥おさへ【虫押】
〘名〙
※随筆・嬉遊笑覧(1830)一〇上「空心に、まつちとばかり物くふを、点心といふ。今俗に、虫おさへといふ類なり」
※森の絵(1907)〈寺田寅彦〉「母は虫抑への薬を取り出して呑ませてくれたが」
※滑稽本・早変胸機関(1810)「なぜ虫押(ムシオセ)へに飲めとぬかした」
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