デジタル大辞泉 「増長」の意味・読み・例文・類語 ぞう‐ちょう〔‐チヤウ〕【増長】 [名](スル)1 《古くは「ぞうぢょう」とも》しだいに程度がはなはだしくなること。「依頼心が増長する」2 しだいに高慢になること。つけあがること。「へたにほめると増長する」[類語]うぬぼれる・誇る・自慢・思い上がる・おのぼれる・誇らしい・胸を張る・肩身が広い・鼻が高い・鼻高高・勝ち誇る・驕る・威張る・威張り散らす・付け上がる・高ぶる・反り返る・振り回す・鼻にかける・慢心・自画自賛・誇示・驕おごり・誇り・驕傲きょうごう・矜持・倨傲きょごう・自負・自負心・自賛・自嘆・自任・自得・天狗・うぬぼれ・プライド・高慢・自尊・自尊心・気位きぐらい・得意・思い上がり・唯我独尊・手前味噌・我褒め・身褒め・のぼせる・のぼせ上がる・背負しょう 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「増長」の意味・読み・例文・類語 ぞう‐ちょう‥チャウ【増長】 ( 古くは「ぞうぢょう」とも )[ 1 ] 〘 名詞 〙① ものの程度が次第にはなはだしくなること。次第につのること。[初出の実例]「大経に云、若、人つみをつくりかくせば、小罪なりといへども増長す」(出典:九冊本宝物集(1179頃)七)「才能は煩悩の増長せるなり」(出典:徒然草(1331頃)三八)「書林の欲心増長(ゾウチャウ)して需る事頻なり」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)[その他の文献]〔後漢書‐桓帝紀〕② 次第次第に高慢になること。だんだんにおごりたかぶること。つけあがること。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「自己の力量に慢じて皆んな増長して居る」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一)[ 2 ] ⇒ぞうじょう(増長) ぞう‐じょう‥ヂャウ【増長】 [ 1 ] 「ぞうじょうてん(増長天)」の略。[ 2 ] ⇒ぞうちょう(増長) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by