虫村(読み)むしむら

日本歴史地名大系 「虫村」の解説

虫村
むしむら

[現在地名]綾部市五津合いつあい睦志むし

畑口はたぐち川中流域、左岸の小支谷および右岸の街道沿いにある。西方小吹こぶき峠を越えて丹後国加佐郡岸谷きしだに(現舞鶴市)に至る。旗本城下藤懸氏領。

中世は上林かんばやし庄の地。村名は天文年間(一五三二―五五)の勧進奉加帳(光明寺文書)に「虫村」「むし村」などとみえるのが早い。

弘化四年(一八四七)二月大火があり、三五軒のうち二九軒が焼失し、隣村つじ村も残らず焼失した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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