蚊屋売(読み)かやうり

精選版 日本国語大辞典 「蚊屋売」の意味・読み・例文・類語

かや‐うり【蚊屋売】

  1. 蚊屋売〈四時交加〉
    蚊屋売〈四時交加〉
  2. 〘 名詞 〙 江戸時代初夏ころ市中蚊屋を売り歩くことを業とした人。美声で「萌黄(もえぎ)のかやあ」と呼びながら歩いた。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「あふみ路やせたらおひ行かやうりも払ふはたごのせぜの里哉」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android