日本歴史地名大系 「蚊屋村」の解説 蚊屋村かやむら 鳥取県:米子市蚊屋村[現在地名]米子市蚊屋熊党(くまんとう)村の東にあり、ほぼ東西に大山道(尾高道)が通る。「和名抄」記載の会見(あいみ)郡蚊屋郷の遺称地。中世には蚊屋庄に含まれたらしい。天正一五、六年(一五八七、八八)頃の吉川広家領地付立(吉川家文書)では、蚊屋は新原・君政分・藤女分と合せ五〇〇貫となっている。藩政期の拝領高は七二二石余、本免は四ツ五分。倉吉荒尾氏の給地であった(給人所付帳)。幕末の六郡郷村生高竈付では生高四四一石余、竈数二〇。高の減少は南方の枝郷上部(しようぶ)村を別に記しているためである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by