普及版 字通 「蛞」の読み・字形・画数・意味
蛞
12画
[字訓] おたまじゃくし
[字形] 形声
声符は舌(かつ)。舌の初文は(かつ)、(けつ)(把手のある曲刀)でものを刮(けず)りとる意。おたまじゃくし、がまの子、なめくじなどの字に用いるが、おたまじゃくしを「科斗」というのは、蛞の音をとるものであるらしく、もと、ぼうふらの状態をいう語であろう。
[訓義]
1. おたまじゃくし、ぼうふら。
2. がまのこ。
3. 蛞蝓(かつゆ)はなめくじ。
4. 蛞螻(かつろう)はけら。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報