蛸島(読み)たこじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蛸島」の意味・わかりやすい解説

蛸島
たこじま

石川県北部,能登半島北東端,珠洲市東部の旧村域。飯田湾に臨む。1954年飯田町,宝立町,正院町,上戸村若山村,直村,三崎村西海村の 3町 5村と合体して珠洲市となった。江戸時代は日本海の商港,風待ち港として繁栄。夏には鉢ヶ崎のキャンプ場などがにぎわい,秋は奥能登特有のキリコ(奉燈)祭が有名。高倉彦神社の早船狂言は 200年以上の歴史がある。

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世界大百科事典(旧版)内の蛸島の言及

【珠洲[市]】より

…市域の三方は海に囲まれ,奥能登丘陵の東端にある宝立山(469m)を最高点に飯田湾まで緩傾斜が続き,北西部は断崖の連なる外浦の岩石海岸である。国道249号線が海岸沿いに市域を取り巻いており,のと鉄道線が蛸島(たこじま)まで通じる。飯田湾に面した丘陵斜面には約500基の横穴古墳群があり,早くからこの地が開けていたことを示す。…

※「蛸島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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