蜑住村
あまずみむら
[現在地名]若松区蜑住
払川村の北西、江川の北岸に位置する。北東は竹並村、江川を境に南は塩屋村・小敷村、江川に注ぐ庄の江(現坂井川)を境に西は大鳥居村。蜑住は海士住とも書いた(慶長石高帳・「続風土記」など)。かつて村の南部は洞海湾の最奥部、江川の洞海湾への開口部に臨んでいたが、貞享―元禄年中(一六八四―一七〇四)に当村・竹並村地先の洞海湾が埋立てられて払川村が成立したため、当村は海浜の村ではなくなった。集落は本村のほかに篠護(四ノ五)・小島・後牟田・稲国谷などがあった(続風土記拾遺)。小早川時代の指出前之帳では有毛村の枝郷として扱われ、同村に含まれて高付されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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