蟹釣草(読み)カニツリグサ

デジタル大辞泉 「蟹釣草」の意味・読み・例文・類語

かにつり‐ぐさ【×蟹釣草】

イネ科多年草草原道端に生える。高さ約60センチ。葉は線形初夏、円錐状に花をつける。子供がこの茎でサワガニを釣って遊ぶところからいう。

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精選版 日本国語大辞典 「蟹釣草」の意味・読み・例文・類語

かにつり‐ぐさ【蟹釣草】

〘名〙 イネ科の多年草。各地の草原や道ばたにふつうに生える。高さ三〇~六〇センチメートルになる。葉は叢生(そうせい)し、線形で長さ五~一五センチメートル。四、五月頃、茎頂にやや斜行して長さ一〇~二〇センチメートルの円錐状の緑紫色穂をつけ、秋には黄褐色に変わる。小穂は長さ約六ミリメートルの長楕円形で三、四花からなり、長い芒(のぎ)を出す。沢蟹釣りに用いるというところからこの名がある。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蟹釣草」の解説

蟹釣草 (カニツリグサ)

学名Trisetum bifidum
植物。イネ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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