改訂新版 世界大百科事典 「蠣ノ浦島」の意味・わかりやすい解説 蠣ノ浦島 (かきのうらじま) 長崎県西部,西彼杵(にしそのぎ)半島の北西沖合に浮かぶ島。西彼杵郡崎戸町を形成する4島の中の主島であったが,2005年西海市に合体。面積4.84km2,人口1691(1995)。1907年海底炭田の崎戸炭鉱が開発され,最盛期には年間100万t以上を出炭したが,エネルギー革命により1968年に閉山した。現在の産業は漁業のほか,1956年に始まった製塩業である。これは当初は石炭産業の副産物として誕生したが,今はイオン交換膜法による製塩工場に生まれ変わっている。執筆者:竹内 清文 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by