エネルギー革命(読み)エネルギーかくめい(英語表記)energy revolution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エネルギー革命」の意味・わかりやすい解説

エネルギー革命
エネルギーかくめい
energy revolution

人類の利用,消費するエネルギーの供給源の構成における決定的な変化をいう。 18世紀後半からの産業革命において,有史以来の薪や木炭から石炭への転換が生じ,熱源動力源として主力を占める第1次エネルギー革命が行われた。しかし一般にエネルギー革命といわれているのは化石燃料内における石炭から石油 (広い意味では固体燃料から流体燃料) への転換であり,1960年代後半に石油が主要供給源の地位を占めるにいたった過程のことである。そして石油から代替,新エネルギー源への転換を志向するのが第3次エネルギー革命である。

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