血途(読み)ケツズ

デジタル大辞泉 「血途」の意味・読み・例文・類語

けつ‐ず〔‐ヅ〕【血途】

三途さんずの一。互いに食い合う畜生道のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「血途」の意味・読み・例文・類語

けつ‐ず‥ヅ【血途】

  1. 〘 名詞 〙 仏語三途(さんず)一つ畜生の互いに食いあう所の意で、畜生道(ちくしょうどう)をいう。
    1. [初出の実例]「火途(くゎづ)血途(ケツヅ)刀途(とうづ)、合はせて三途の巷に立って窺ふに、本次郎横死は強(あなが)ち我がまねきしにもあらず」(出典:読本・近世怪談霜夜星(1808)五)

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