行ぬ(読み)いけぬ

精選版 日本国語大辞典 「行ぬ」の意味・読み・例文・類語

いけ【行】 ぬ

  1. ( 動詞「いける(行)」の未然形に打消の助動詞「ぬ」の付いたもの ) =いけ(行)ない
    1. [初出の実例]「宿屋亭主まかり出で、いけぬこせきの巻舌にて、山鳥のながながしき口上を」(出典:仮名草子・元の木阿彌(1680)下)
    2. 「医師が百方手を尽しても、〈略〉大息(といき)と共に『已矣(イケヌ)』と云ふ宣告をあらためて聞ゐた時の心地」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android