行政改革審議会(読み)ぎょうせいかいかくしんぎかい

百科事典マイペディア 「行政改革審議会」の意味・わかりやすい解説

行政改革審議会【ぎょうせいかいかくしんぎかい】

正式名称は臨時行政改革推進審議会。行革審とも略す。第1次(会長土光敏夫,1983年―1986年),第2次(会長大槻文平,1987年―1990年),第3次(会長鈴木永二,1990年―1993年)にわたっていずれも財界重鎮を会長に据え,行政改革のあり方を検討し,政府の行政改革の推進を監視することを目的として開かれた審議会。特に第2次行革審以降は,いくつかの小委員会が設けられ個別の分野にわたった具体的な政策提言が行われた。さらに第3次行革審では,三つの部会(豊かな暮らし部会,世界のなかの日本部会,公正・透明な行政手続き部会)のもとで,国民生活全般から外交問題やこれからの日本の進路について幅広い審議が行われ,1993年10月に出された最終答申では規制緩和の推進をはじめ,地方分権の推進,特殊法人統廃合縦割り行政是正などの提言を行い,その後の政府の行政改革の指針となっている。
→関連項目行政裁量地方分権推進法中央省庁等改革基本法

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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