中央省庁(読み)チュウオウショウチョウ(英語表記)central ministries

デジタル大辞泉 「中央省庁」の意味・読み・例文・類語

ちゅうおう‐しょうちょう〔チユウアウシヤウチヤウ〕【中央省庁】

国の行政機関である1府11省1庁のこと。内閣府総務省法務省外務省財務省文部科学省厚生労働省農林水産省経済産業省国土交通省環境省防衛省警察庁国家公安委員会)を指す。→外局

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知恵蔵 「中央省庁」の解説

中央省庁

日本では憲法第65条に基づき、行政権は内閣に属すとされている。1960年以来、総理府と12の省を基本とする体制が作られてきたが、2001年1月に大きく再編成された。この中央省庁再編成によって、内閣のもとには内閣府と10の省が作られた。内閣府の長は内閣総理大臣であり、省の長は国務大臣である。内閣府並びに省には外局が設けられているが、内閣府の外局である国家公安委員会と防衛庁の長、内閣官房長官は、国務大臣。それ以外の、内閣府と省の外局である庁や委員会の長は、生涯職の公務員である。国務大臣を長とする府省庁には、国務大臣に加えて政治的任命職である副大臣大臣政務官が置かれている。内部部局としては、大臣(長官)のもとに大臣官房、局が設けられ、さらにその下に課、室などが置かれる階統制構造になっている。

(新藤宗幸 千葉大学法経学部教授 / 2007年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中央省庁」の意味・わかりやすい解説

中央省庁
ちゅうおうしょうちょう
central ministries

内閣の下にある府・省およびその外局である庁・委員会の総称。 2001年1月省庁再編によりそれまでの1府 22省庁から1府 12省庁となった。内閣府の長は内閣総理大臣,各省の長は国務大臣である。省庁には,大臣,副大臣,政務官事務次官秘書官がおかれ,内局として大臣官房または長官官房,局,課または室がおかれている。

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