行福寺(読み)ぎようふくじ

日本歴史地名大系 「行福寺」の解説

行福寺
ぎようふくじ

[現在地名]豊田市桝塚東町 西郷

受法山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。永徳二年(一三八二)創建。実賢の開基。初め福受ふくじゆ新郷の地にあり、宝暦年中(一七五一―六四)火災により現在地に移ったという。慶長八年(一六〇三)の寺領寄附・諸役免許朱印状(行福寺蔵)に「参河国碧海郡上野之内拾六石」とある。同九年の行福寺領検地帳(同寺蔵)は、市域において碧海郡で唯一の辰巳藤右衛門による検地帳であり、全筆に「くにへ」の地名がついている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android