衍文(読み)エンブン

デジタル大辞泉 「衍文」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぶん【×衍文】

文章の中に誤ってさしはさまれた不要の文句

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衍文」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぶん【衍文】

  1. 〘 名詞 〙 文章中に誤って入れられた不要の文句。
    1. [初出の実例]「謂、案職田位田者、拠先既給訖、不更称一レ応、或是衍文乎」(出典令集解(868)田)
    2. 「子曰の二字は、衍文と云義あれども」(出典:応永本論語抄(1420)述而)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝注‐成公五年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「衍文」の読み・字形・画数・意味

【衍文】えんぶん

誤入の文。

字通「衍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android