衛夫人(読み)えいふじん(その他表記)Wèi fū rén

改訂新版 世界大百科事典 「衛夫人」の意味・わかりやすい解説

衛夫人 (えいふじん)
Wèi fū rén

中国,晋の書家。名は鑠,字は茂猗(もい),衛恒の姪,汝陰太守李矩の妻。後漢の蔡邕(さいよう)の娘の蔡琰さいえん)から書法を受けたといい,鍾繇(しようよう)の筆法を学んだともいう。正,行,篆,隷の各体にすぐれ,その書風は〈美女が台に登り,仙娥が影を弄(もてあそ)ぶ〉ようだと評される。書聖と仰がれる王羲之幼少のとき衛夫人に師事したと伝えられる。有名な《筆陣図》が衛夫人の作とされているが,これは別人偽託であろう。
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