衝突数の仮定(読み)しょうとつすうのかてい(英語表記)assumption of collision frequency

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

衝突数の仮定
しょうとつすうのかてい
assumption of collision frequency

気体分子の運動は古典力学的に扱えば必ず可逆変化をするはずであるが,密度の違う気体を混合すると一様な気体となって,再び密度の違う初めの状態には戻らない。これは非可逆的である。このような過程を説明するために L.ボルツマンは,微小時間内に起る衝突回数は衝突相手の分子数と散乱されるはずの分子数の積で与えられると仮定した。気体は両方の分子がさまざまな方向へ,さまざまな速さで運動している集団であるから,散乱されるはずの分子数は容易には求められない。

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