衡平と善(読み)こうへいとぜん(その他表記)aequum et bonum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「衡平と善」の意味・わかりやすい解説

衡平と善
こうへいとぜん
aequum et bonum

国際裁判所紛争解決のために国際法を離れて裁判をする権限を与えられた場合の裁判規準で,超法規的正義衡平のことをいう。これらの規準は適用すべき法準則が欠除しているときに,裁判不能に陥ることを防ぐために準則として依拠される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の衡平と善の言及

【国際司法裁判所】より

…裁判基準は原則的に国際法で,条約・国際慣習法・〈法の一般原則〉を適用し,判例や学説を補助的に用いる。当事国がとくに合意すれば,〈衡平と善〉に基づく裁判を行う。判決は当事国間および当該事件についてのみ拘束力をもつ。…

※「衡平と善」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む